こんにちは。香りの魅力をお伝えするゆゆ子です!
今回【秋田の香り】でお伝えするのは‼︎
観光で宿泊するならどこがいい?
私は、強首(こわくび)温泉の大正ロマン香る「樅峰苑(しょうほうえん)」さんをおすすめします‼️
2023年11月号「男の隠れ家」という情報誌で文化財の宿として掲載されてもいました。
*私が宿泊したのは2023年10月末です。
隠れ家のように存在しながらも歴史の深い味わいある旧小山田家「樅峰苑」大正ロマンが香る強首温泉「樅峰苑」おすすめ理由5選
強首温泉「樅峰苑」を営む小山田家は佐竹義宣の国替えによって常総国今の茨城県から秋田初代藩主となる佐竹義宣と共に秋田県へ移り住んでいます。
長い歴史の中で、宿を始めることになり現在の魅力を創りあげてきました。
現在では大人の宿として、お部屋の数を少ないままに静かな落ち着きのある風情ただようものになっています。
また、いきたいと思わせる大正ロマン香る「樅峰苑」のおすすめ理由を5つにまでに厳選しご紹介していきますね。
【おすすめ理由その1】小山田治右衛門のこだわった建築
見てください‼︎この重厚なただずまい‼︎
強首樅峰苑(旧小山田家住宅)は平成11年に国の有形文化財に指定されています。
小山田邸は「強首地震」で倒壊。
でも、大正6年(1917)当時の12代当主小山田治右衛門家として完成。
「強首地震」を教訓に当時の宮大工により耐震構造となっています。
小山田治右衛門の形だけを求めない実質的(形や表面だけでない)こだわりが、この家には詰まっているそうです。
表玄関を入ると見事な百合の花がお出迎えです。
百合の花の香りが優しく香ります。
右上の写真は天然秋田杉16.3mの長く大きな一枚通しの廊下です。
きれいに手入れをされている2階の廊下に灯る明かりが、味わい深い美しさを感じます。
レトロな階段の色艶が上品で見事です。
大正時ロマンが香る古き良きたたずまいは、不思議と心を癒してくれます。
6畳のお部屋を予約しましたが、落ち着きがありゆったりと過ごせました。
私の実家で、母が使っていたような鏡台に懐かしさを感じましたよ。
大きな保温ポットには熱い湯が入っていて、小さな保温ポットには冷水が入っていますよ。
部屋の中にいても誰かが廊下を歩く足音はさほど気にならず、お客も私たちを含め3組しかいなかったのでとても静かでした。
TVや冷蔵庫はありませんよ‼️
この空間に必要がありませんよね。
【おすすめ理由その2】料理は派手でないけれど豪華で美味しい
ラグジュアリーなホテルにある華やかなちょっと派手なお食事とは違います。
秋田の食材を使い、素朴ながらひとつひとつ想いを込めて作られた豪華さのある心のあたたまるお食事です。
夕食
料理長でもある小和田家の奥さまが丁寧に作っています。
左写真は、おふくろの味とされる「ぜんまい貝焼き」です。
帆立型の器に地元のぜんまいと白菜・豚肉・豆腐・長ネギ・油揚げとほっこりするようなお味でした。
お酒がすすみます…旨い‼︎
それでも、お米は西仙北産新米「あきたこまち」なので、お代わりせずにはいられません…。
どうしても食べすぎてしまいます…。
人気のお食事プランである、モクズガニは秋が旬で余す所なく料理に使いきるそうです。
最後のデザートには「樅峰苑」の庭でとれたという栗の渋皮煮でした。
これがまた甘くて美味しかったです。
自然の恵みと小和田家のご家族に感謝が芽生えます。
朝食
朝食では、お客の皆さんがご飯をお代わりしていました。
普段朝食を食べない夫まで、ご飯をお代わりして完食していましたよ‼️‼️
ありがたく完食。ごちそうさまでした!
【おすすめ理由その3】世界的に珍しい温泉がここに湧き出た
10月末のよく晴れた日、16時の露天風呂の様子です。
まだ明るく、森林のゆらめく音に青い空、ちょっと熱めの貸切露天風呂です。
上の写真は、2つ隣接する貸切露天風呂です。
貸切露天風呂は宿泊客であれば1回無料で時間を予約し入ることができます。
源泉掛け流しであり、驚くことに「樅峰苑」から湧き出ている温泉です。
こちらの温泉は「日本温泉遺産」にも認定されています。
泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉で、とてもめずらしいものだそうです。
温泉は茶褐色ににごりあるものですが、日により緑黄色のにごりある温泉に変化するという変化も楽しめます。
とても体が温まるいい温泉でした。
ちょっとだけ舐めてみるとかなりしょっぱくて、鉄の香りもします。
ドライヤーは1つ用意されています。
洗面台に並ぶ中に、かわいいカエルの置物がありました。
見てみると綿棒が裏側にセットされていましたよ。
【おすすめ理由その4】小山田家の人のよさと熱心な想い
小山田家の方が家族経営されているので、ここまでキレイに保つのは大変なことだと思います。
細かいことをいってはキリがなく、秋田の歴史ある小山田家の宿ということであれば十分かと思います。
温泉や料理に建物のことなど丁寧に説明してくれますし、そしてそこには熱心に取り組んできた強い想いがうかがえます。
ぜひ、色々たずねてみてはいかがでしょう♪
上の右下写真は「IRIS (アイリス)Ⅱ」のポスターです。
2010年に日本でも上映された韓国ドラマの続編「IRISⅡ」の撮影現場にもなっていました。
上の左写真は樅峰苑のビール‼︎記念の1本ですね。
「樅峰苑」にはスリッパがありません。
その代わりに右写真の「癒しの丁子足袋」があります。
裏面には、滑り止めがついているので廊下を歩くのに滑らず安心です。
スリッパ代わりなので、廊下を歩く時のパタパタとした不快な音がなく済みますね。
丁子(ちょうじ)は古くから生薬やお香に使われたり、防虫防カビにも効果があるのでタンスなどに入れて使われます。
徳川家康香りのブログでもご紹介しています!
【おすすめ理由その5】小山田家が今もなお歴史をつむぐ
表玄関を入ったすぐの客間では、囲炉裏をかこみ多くの客人をもてなしたのでしょう。
秋田藩主佐竹公が使ったという弁当箱も大仙市指定有形文化財として残っています。
この客間には代々引き継がれてきた風格とその香りが残り、たくさんの人のにぎわう声が今にも聞こえてきそうなあたたかい懐かしい感じがしました。
敷地内には「小山田家資料館」があります。
中学生以上は260円の見学料がかかります。
この資料館はあの「強首地震」でも被害をまぬがれたという頑丈な造りになっています。
広い庭には、大仙市の天然記念物指定の立派なモミ(樅)の木が「樅峰苑」わきにそびえ立っています。
小山田家が家を構えた頃に、この場所がわかりやすいように植え付けられたというモミの木。
その奥にある祠(ほこら)と共に、この家とこの地を守ってくれているような神聖な香りを感じました。
でも、祠周辺には草木が生い茂っていたので、ここだけは私も頑張ってお手入れを‼︎と思っています。
<スギやモミの葉の精油成分の効果>
現代人を悩ます化学物質。
環境や人体に悪影響を及ぼすものですが、なんとこのスギやモミの精油成分にこの有害な化学物質を除去してくれる働きがあることがわかっています。
「樅峰苑」の口コミは?気になるコメント
Google238件の口コミで総評価4.2をいただいている「樅峰苑」の宿。
それぞれのご意見があるので、参考にアップしておきますね。
なるべく最近のものをアップしてみました。
「樅峰苑」の口コミ低評価のコメント
1 週間前、
1/5
お湯と旅館の昭和レトロな雰囲気が凄く良かった
が、なんとも店主?の態度が悪すぎて気分が半減以下!日帰り温泉だからか!?
終始ニコリともせず、無愛想な態度でした。
宿泊客には違う態度なんでしょうな⤵⤵
再訪はしません!客室1.0
サービス1.0
地図1.0
引用元:Googleクチコミより
5 か月前、
1/5
大仙市かどこかの有形文化財に指定されている温泉旅館です。日帰り入浴もできます。(入浴料金650円、タオル350円)温泉の泉質は鉄の香りがする温泉で近くの強首ホテルと同じ様な泉質でした。店員さんは、無愛想で接客としてのリテラシーが低い印象で、お金やタオル、貴重品等手渡しやカウンターに置くのではなく、ローテブルや貴重品を返却の際にはなぜか床に置かれました。なぜ、そのような対応になるのか、意図がわかりませんでした。あの辺に温泉はたまにお休みする強首ホテルしかないので、あの辺で温泉に行くならここしかないのかなと思います。
引用元:Googleクチコミより
4 か月前、
4/5
バケーション ❘ 家族旅行
日本秘湯を守る会の会員宿で、温泉は文句なく◎。源泉掛け流しの凄く濃い温泉で、ヨウ素が含まれているらしく、独特の色・香・味がする。
部屋は△。部屋にトイレがなくかつトイレまで遠い。隣の部屋の声・音もまる聞こえ。元々庄屋さんの豪邸を旅館にしているのでやむなく、好みによる。
料理は▲。名物の川蟹は珍しいが、あまり美味しいとは感じられない。夕食・朝食ともボリュームが少ない。
立派な建物と源泉掛け流しの温泉を維持するのにはおカネがかかると思うが、料金は高いと感じた。客室4.0
サービス4.0
地図4.0
引用元:Googleクチコミより
「樅峰苑」の口コミ高評価のコメント
2 週間前、
5/5
バケーション ❘ 家族旅行
秋田旅行で行きました。
到着して女将さん達が出迎えてくれました。
外観は古めかしいですが内装はリホームされていて綺麗でした。
まず到着してビールを頂きました。
やはり美味しい!
次は貸し切り露天風呂にはいり、熱くもなくちょうど良いお湯加減で旅の疲れもすっかりとれてリラックスできました。
次はまちに待ったご飯です。
メインは鴨のだまこ鍋、前菜も美味しく頂きましたが、やはり鴨のだまこ鍋がモチモチして美味しかったです。
私はビールをグビグビ、嫁は日本酒をゴクゴク呑んでお互いにご満悦でした。
沢山料理が来る中、焼き立て鮎の塩焼きが来た時よりによってビールが無くなって泣きそうでした(笑)
食後大浴場の温泉に行き貸し切り状態で入れました。
また風呂上がりに缶ビールを買って大爆睡しました。
大浴場の温泉は何時でも入れるので、起きて温泉に入って、朝食は8時から食べました。
秋田の郷土料理が絶品でご飯のお替り5回しました。
私達は地元でしか、食べれない料理を出してくれる旅館に憧れていたので最高でした。
また行きたいです。客室5.0
サービス5.0
地図5.0
ホテルのおすすめポイント静か · お得
重要事項ご飯が最高
引用元:Googleクチコミより
1 か月前、
5/5
バケーション ❘ 家族旅行
珍しい含よう泉と言うことで、秋田空港にも近いので秋田旅行の温泉巡りの最後に日帰り入浴しました。浴槽は4人くらいがゆったり入れる大きさで、内風呂のみです。温泉の臭いが独特で、いままで嗅いだことのないような臭いで、ちょっと舐めたらとてもしょっぱい味でした。一瞬で身体が温まり、長くは浸かっていられませんでした。家に帰るまで独特な臭いがずっと身体から離れませんでしたが、肌の調子はとてもよかったので、効能がすごいということだったと思います。
客室4.0
サービス4.0
地図4.0
ホテルのおすすめポイント静か
引用元:Googleクチコミより
3 か月前、
5/5
バケーション ❘ 家族旅行
初夏の日曜、お昼くらいに日帰り入浴で訪れました。
タイミングが良かったのか、私たち家族以外にはおらず、湯場を独占できたのが嬉しかったです。
また、お湯の方は42度の熱めのヨウ素泉で、お湯はとても良いと思います。
館内はとても静かで田舎の実家へ帰ってきた日を思い出させるようなノンスタルジーを感じます。
何にも考えず、ゆっくり過ごすために最良の場所だと思います。サービス3.0
地図4.0
ホテルのおすすめポイント静か
引用元:Googleクチコミより
「樅峰苑」宿泊前に知っていたらよかったアレコレ
都市中心的な街で生活していると、地方に出張や観光でいったとき、
「家から持ってくればよかった」
「え〜知らなかった」
というちょっとした不便さというハプニングがよくありますよね…汗
「樅峰苑」宿泊前に知るべきアレコレ!もうハプニングにしない
馬油のシャンプー・コンディショナー・ボディソープは備え付けがあったので大丈夫‼️
歯磨き粉はキャップを開けてから「あれ?出ない」????
キャップの先端がとんがっているので、歯磨き粉の口にキャップの先端を刺して口を開けないと中身はでませんよ。
ドライヤーも備え付けはひとつありますが、私はヘアスタイリングもできるドライヤーを持参しました。
でも、ここで注意です‼︎
備え付け以外のドライヤーを使用すると、安全ブレーカーが作動しますと洗面台わきに注意書きがありました…汗。
お部屋ではドライヤーが使えますが…お隣のお部屋や廊下にも音が響くと思うのでおすすめはしません‼︎
自宅から持参した方がいいもの
- クレンジング
- 洗顔フォーム
- 化粧水
- 保湿クリーム
- 髪をブラッシングするクシ
「樅峰苑」は古い建物で、まして調べると客室にはトイレがないって……といったら、どんなトイレなのか不安じゃないですか?
でも、実際いってみて安心しました♪
トイレはとてもキレイで設備はしっかり過ぎるほど整っていますよ‼︎
フロント前にはちょっとしたお土産が販売されています。
食事の際に出していただいた黒豆茶があったので私はこちらを購入しました。
こちら宿のお支払い方法は現金のみになりますよ‼︎
黒豆茶はノンカフェインで、黒豆の香りもよく、なんといってもこの黒豆は再利用できて食べられるというのです。
実際に帰路についてから、黒豆で↓↓作ってみました。
お正月の黒豆煮はこれでOKですね♪
私はこのほかに、黒豆ゼリーも作りましたよ。
お好みで黒蜜をかけてもGOOD!!
ご購入は↓↓こちらからできますよ♪
黒豆茶まるごとで美味しく健康に‼︎100包あっても送料無料だからお友達にお裾分けすれば喜ばれますよ。そして、なんといっても旅行先が初めての場合は、交通面では要注意です‼︎
秋田駅からSuicaを使って「樅峰苑」のある駅「吉峰川駅」に到着してしまった私たち…。
電車からすぐ下車することができず…電車の停車時間が少し長くなってしまいました…ごめんなさい…。
「Suica・PASMO処理連絡票」による手続きが必要に‼️
私たちのように、Suicaで乗車してしまうと電車から降りる際に上の写真1の「Siica・PASMO処理連絡票」を車掌さんに書いてもらわなくてはいけません…汗。
この用紙を降りる駅で、駅員さんに渡して精算します。
精算が済んだら、Suicaもクリアにする処理が必要ですが「吉峰川駅」ではできません。
明日観光を予定している「大曲駅」では処理がでるようです。
このため、精算処理済と書かれた用紙と上の写真2の「吉峰川駅」で発行の乗車を証明する乗車券を持参し「大曲駅」の駅改札口駅員に最終処理をお願いすることになります。
上の写真の3は乗り場を示す看板に、4は乗車するべき電車になりますよ。
まぁ、こんなことも観光では思い出のひとつ…教訓のひとつです…‼️
まとめ
強首??ってビックリするような温泉名ですが、そんなことを調べるのも観光の楽しさですよね。
忙しい日々から離れて向かった「樅峰苑」は、私にとって大正ロマンが香る心地よい異空間の世界でした。
タイムスリップしたかのような、異空間の世界にあなたも足を踏み入れてみてはいかがでしょう。
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